やっとエヴァ観た
やや遅れながら、ようやく新劇場版のエヴァ4作目、シン・エヴァを観てきた。
なんというか、結論をいうと、凄かった・・・
もちろん画像も演出も凄いきれいだし、終わりまで描かれた満足感も凄い。
んだけど、なんでなんだろう・・・処理しきれない思いが渦巻いてるのはなんでだ。
今回は自身の思いをまとめるために書きたい。
スッキリだけど・・・
アニメシリーズでは斬新すぎる表現で、旧劇ではより具体的な表現でややビター気味なエンドだったように思う。
けど、あれはあれでつじつまも合っているし、言いたいことを言い続けているし、良かったように思う。
正直旧劇の解説的な表現は無くてもオチはついていた。
もちろん旧劇も大好きだけれど。
ただなんだろう、アニメシリーズと旧劇でのオチを捨てたように感じるのが引っかかったんだ。
結末変えた!
エヴァのエピソードは要素が多すぎるし全て触れるのも解析するのも自分には無理なので、大きなとこだけ触れて言いたい。
まず、ゲンドウの目的はやっぱり「ユイに会いたい」だけだったのか?
なんとも意外だった。ゲンドウは人類補完計画でよりヒトが超越した存在となることで、あらゆる苦からの脱却とヒトの幸せを追求し、その過程でユイにも会える!
そんな感じかと思っていたのに、シン・エヴァではガッツリ、ユイに会えるってウキウキしてるやん。
マジか・・・やっぱそれが目的だったのか。そうかぁ・・・。まぁ良いか
マリエンド!?
そして最後! レイを見送って、アスカへの過去の思いも伝えて、最後にシンジの選んだのはマリとの出会い・人生!
マジか、そうくるか・・・超ビックリした。
今までのレイ・アスカ・ミサトへの思いとその関係性に全てケリをつけてのマリとのエンド。
確かに今まで適当にしてきた関係を全て清算し、新たに前に出るために選ぶ。
確かにスッキリするしオチはつく。うーむ・・・そうだよな。
シンジが前に
今作の結果として、シンジが初めて前進した。
過去を清算して、選んで決断して前に進むことを選んだ。
これは正直嬉しいというか、やっとシンジが前に進み大人になろうとしたことに感動を覚える。
最後はマリと大人になって生きていく世界を選んだ。
自分の求めてきたエヴァの感じとは全く違った。んだけど、色々とスッキリするし、表現も良いし、不思議と腑に落ちるし、良い展開と思ってしまった。悔しい。
テーマは何だ
エヴァといえば、「一人は寂しい」「僕を愛してほしい」「けど人は怖い」
これを延々と言ってた作品だった。
そしてそれをいろんな表現で表してきた。
けど、ここにきて全く違うテーマというか、表現になっていた。
「相手を認めて許す」「人と向かい合う」「決断をする」
という全く以前からは考えられない、進んだ選択と行動をとり始めるシンジ君。どうした。
まとめ
しかし総合的にいうと、やっぱりよかった。
うまくまとまっていたし、裏宇宙やらの表現も良い。戦闘シーンも全て引き込まれる。
全く旧来の作品とは違う感じだけど、本当に魅力的な作品になっていた。
正直、以前の自分の解釈やら好みは全て吹っ飛ばされたけど、いいや。
観に行って後悔はない。魅力的だった。
つたない文で申し訳ないけど、まだ観ていない人がいたら是非観てほしい、良い作品だった。
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